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昔から“他人の夢の話ほど退屈な物は無い”といわれてるらしいが、これはそんな退屈な夢の話だ。
(現実)
朝、目を覚ますとオレはモーレツに勃起していた。昨日の夢には巨乳のアイドルが出て来た。
そしてオレの首根っこをひっ捕まえてオマンコしてた。ベッドはギシギシと軋んだ音をたてていた。
別にオレはそいつのファンでもないし巨乳が好きな訳でもない。どちらかといえば、ヤラサレテルに近い感じだった…。
でも、まぁ、早い話が溜まってんだろう。
それはそうと今日は面接だ。面接は昼の3時半にアポを取ってある。オレは銀座線に乗って銀座に向かった。
毎度毎度の慣れっこで緊張感なんてものはもうすっかり無くなっていた。面接の場所に辿り着いてイスに座ってると、
お茶汲みだか電話とりだか知らねーが、とにかく若い女達がウロウロしていた。…にしてもOLの制服っつーのはソソられる。
制服っつーのは永遠の男の夢だね、えーダンナ!
そんなこんなで面接官が入ってきた。風船を膨らませて目と鼻と口を書いて
メガネを掛けたような奴だった。
「どうも、じゃぁお掛けになって」
「よろしくお願いします」
しばし履歴書に目を通す…。
「ふーん前の会社は清掃業か?」と独り言のようにブツブツ言ってやがる。
「ハイッ!」
オレの方はすっかり声が裏返ってる、まぁこれもオレ様の作戦だが。そうこうしてる内に
「じゃ、どーぞよろしく」
と言って面接は終わった。手応えはゼロだ。 東西線に揺られて大人しく帰ろうと思ったんだが面白くねーっつーんで
足を延ばして西船橋へ。ナケナシの金を叩いて、ピンサロのソファーにドッカリと座ってる訳だ。
店内にはユーロだかトランスだか知らなねーがズンドコズンドコやかましく鳴り響いている。
それに合わせて歯の抜けたバカヅラした店員がノッテいる。そうこうしてる内に
「アスカです」
と異様にテンションの低い女が現れた。なんだか写真と違うじゃねーか。ハズレだな、こりゃ。
と内心オレは思い、薄い水割りを啜った。
「仕事は何をやっているの?今日はお休みなの?外は寒かった?暑かった?カルカッタ?パンナコッタ?」
なんて抜かしている。
「うん、まぁ…」
などとと適当に相槌を打ってると
「じゃあ。パンツ脱いで」
となって、おもむろにポコチンを引っ張り出し、お手拭で拭いて適当に咥えると鬼のようにシゴきだした。
オレが指を突っ込もうとすると
「今日は生理なの」
ときた。にしても男はなんで指突っ込みたいんだろう?
そんなこんなでゲッソリして店を出た。あーやっぱ行くんじゃなかった。これでしばらくは自作カレー決定…。
んで帰ってきて安酒片手に、ぼんやりテレビなんぞ見てる訳なのだが、勢いだけが売りのような新人お笑いグループが
猿もまっ青てな感じで奇声を上げていた。まぁ売れればイイ金になるんだろう。やれやれこりゃーアホらしいつーんで
スイッチを切って布団を被った。
(夢)
その夜もあの巨乳アイドルが出て来た。それでまたオマンコやってた。
(現実)
前に働いてた時の“トラウマか?”なことを思い出し、しばしフラッシュバック。
“オレは日陰者。一生、太陽の下を歩けない。オレは根無し草。一生落ち着く場所も無い”
何年もの間、真夜中に働いていると時々そんな気にもなってくる。トンボだってカエルだってアメンボだーって
寝てますよ今ごろ…。なんだかB級映画の主人公が吐き捨てそうなセリフだ。でもアイツらはせいぜい2時間の人生だ。
こりゃーアホらしーっつーんで寝た。
(空中都市)
空中都市へはどうやって行くかというと自転車で行くんだ。
なんでだか知らないが自転車以外はダメだ! ひたすら漕いで漕いで小出監督もう走れましぇーん!
まぁ極細の日光東照宮に行く道みたいなもんだ。途中には柵なんか何もなく、落ちたら即死だろう。
一番てっぺんは300Mくらいだろうか? 単なる高い場所じゃない入り口がひとつしかなく“空中都市”って書いてある。
そこには小奇麗な映画館と喫茶店があり宿泊施設らしきものも見える。見ザル、言わザル、聞かザルだっけ?
とにかく3匹のサルはいなかった。
それにしてもこの町の広さは、いったいどのくらいなんだろう? 一見まるでゲームのシムシティーの街みたいだ。
そしてどれもこれも、どこもかしこもが、いちいちシャレていた。そんでもって外人が腰掛けて「ハニー・アイ・ラブ・ユー」
なんてやってる訳だ。オレはそこに荒井といた。
「あー着いた!着いた!」
よっこらしょっと芝生に腰掛けた。荒井は犬のウンコの上に腰掛けた。
「あがぁー! のぉぁー!」
とのた打ち回る。自慢のカーゴパンツには、べっとりとカフェオレっぽい色の犬のウンコがついていた。
オレは腹を抱えて笑った。目の前にはダルメシアンがいた。そいつも笑ってるような気がした。
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